初めに(少し長いです)
今回は、記事のタイトルにあるテーマについて書いていきます。
まず結論から先に書きます。
・早く辞めれば辞めるほど、(少なくとも当面の)生活レベルは落ちる
・逆に言えば、(少なくとも当面の)目指す生活レベルが低ければ低いほど、早く辞めることができる
・自分にとっての最低生活レベルを決めて、そこから目指す生活レベルまでの段階を描き、どの段階に至るまで今の仕事を続けるのか、残りのどの段階から最終目標までは仕事を辞めてから取り組むのか(あるいは最終目標から後退して妥協点を決めても良いし、最終目標を達成するまで今の仕事にしがみついても良い)を決めることが大事
すべてが自分の思い通りになるわけではないし、すべての事象がコントロール可能なわけでもありません。人生の様々な局面において、妥協を余儀なくされたり、あるいは、自分の考えが何かをきっかけにもしくは自然といつの間にか変わっていたりすることが、往々にしてあります。
しかしながら、野心をもって目標に突き進んだり計画的に物事を進めていくことが、まったくの無駄であるというわけではありません。
努力が100%身を結ぶわけではありませんが、それでも何%かは実りますし、何よりも重要なのは、努力を全くしなければ、その何%もあり得ない、ということです。
あるいは、良い意味で自分にとって思いもよらないことが起こったりすることもありますし、それが当初自分が考えていたよりも良いことだと思えることもあります。
つまり、ここで最も私が言いたいのは、以下に尽きます。
「自分ができる努力をして、後は成るように任せる」「それを交互に延々と繰り返す」
それしかありませんし、それだけで良いのです。
本題
前置きが少し長くなりましたが、これから本題に入ります。
まず、私がこの記事を書いている時点での計画について、以下に箇条書きで示します。
・いつまで仕事を続けるのか:どんなに長くても10年後(西暦2034年の6月いっぱいまで)には辞めるが、今の頭の中は、長くて5年前後という考えが支配的
・どれだけ貯金(あるいは総資産額)が増えれば仕事を辞めるのか:1500万円に到達すれば直ちにやめるが、実際にはこの最終目標を大幅に下回る予定
・最低の計画は:250万円を2年程度で作り(残り100万円程度、順調にいけば1年後には達成)、その間に物件付土地(家屋には限らず小屋なども含む)、あるいは土地のみを探す、条件は購入にかかる諸々の費用が120万円程度に収まることで、固定資産税が年間24,000円(月あたり2,000円)以内、出来れば年間数千円程度が望ましい
・その最低の計画通りに移住が成功したとして、その後はどうやって食いつないでいくのか:精神的にも肉体的にも自分にとって負担の少ないパートタイムの仕事を探し、月に30,000円から多くて70,000円程度を稼ぎつつ、生活費を月収の2割から5割の間に抑える
:併せて、浮いた時間で副業2種類(本ブログ及びイラストレーション)と自給自足について学びと実践とを深めていく
:副業が軌道に乗れば、パートタイム労働を縮小あるいは辞める(収入源の多角化と社会資本の維持という観点から、僅かながら続けるというのもあり、精神的に悪い影響がない限り)
こんなところです。
最低の目標を作ることで、そこに到達さえすれば、いつでも仕事を辞められるという精神的な支えができます。すると、もう少しだけ頑張ってみよう、となります。結果としてなんだかんだ働きながら最終目標に到達できるかもしれないし、本当に耐えられなくなったら途中で仕事を辞めても最低の計画で決めた水準の生活以下になる(暮らしが成り立たなくなる)ということはない(はず)なので、安心して/開き直って/前向きに、今の嫌な仕事も淡々とこなせるようになる、というわけです。
ただし、自分が決める「最低の計画」に見合う生活水準を、受け入れる必要があります。
例えば上に書いた、私の最低の計画においては、以下の不便さを当然のものとして受け入れる覚悟です(不安よりもワクワクするという気持ちの方が強い)。
・虫害及び獣害
・パートの勤務先から離れているので通勤が大変なこと
・その他生活施設などが離れていること
・とにかく生活費を抑えるために、利用できるものは何でも利用しなければならないこと
・釣り、狩猟、自然農、野草採取、昆虫食、井戸掘り、山水採取、…、など
・孤独
・糞便の自己処理
・娯楽の自己創出
・自家用車の処分→自転車/徒歩生活
これらの要素を楽しめるか、そうでなくとも、淡々と向き合うことができなければ、私の思い描く「最低の」生活は成り立たないでしょう。
最後に
今回は、仕事を辞める時期とその後の生活レベルとの関係について、私が思い描いている具体的な計画と絡めて書きました。この記事を書いているときから、私自身、(嫌な仕事を比較的早い期間で辞められるという)希望がふつふつと湧いてきました。
人と同じことをするのがどうしても苦手です。組織の中で動くことがどうしても苦手です。人に指図をするのもされるのも同じくらい嫌です。とにかく一人が良いです。
人とのつながりは、ごくごく一部の親しい関係を除けば、ネット空間での弱いつながりだけで十分です(これについては、橘玲氏の著書、「幸福の資本論」と「シンプルで合理的な人生設計」に詳しく書かれています、なおこれらの著書も、そのうち本ブログにて紹介するつもりです)。
最後までお読みいただきありがとうございます。